いつの間にか丸くなった母の背中

明日が母の手術の日

しばらくの間、入浴ができないので背中を洗ってあげようと、病院の浴室に一緒に入りました。

もともと脳梗塞があって右手が上手く使えない母

20日以上、水分のみで左の腕には高カロリー輸液をカテーテルで入れているので動きが鈍い。

衣服の脱着も、今は1人では一苦労な母

母の身体を洗いながら、いつの間にか母の背中が丸くなって、腕も足も細くなっていた事に気づきました。

暑い日も寒い日も、子供達が小さい頃から母はいつも日中に家に来てくれて、洗濯物を取り入れてくれていました。

それも入院する前日まで。

いつも親は元気

そう思っていたわけじゃないけど、目の前で小さくなった母を見て今まで私は何を見てきたのかな?って思ってしまった。

最近やっと子供達にもお金がかからないようになったので、少しずつ親孝行のつもりでお家の物を買ったり、両親と食事に一緒に行ったりしてたけど、一番大切な事を忘れていました。

『親孝行は親が生きているうちにするんだよ』って。

小さい頃、自分達が親からしてもらった事を、これからは少しずつ返していく番です。

どれだけら辛くても、身体がしんどくても

子供には弱音をはかない…

それが親

親は偉大です。